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2014年6月

若者憲法集会に参加

昨日、東京のめぐろパーシモンホールで開催された「若者憲法集会」に参加しました。
参加者は、1000人を超え、最後には渋谷の街をパレードしました。

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私は、全体会に参加しましたが、メインはイラクで支援活動をされている高遠菜穂子さんと弁護士の黒澤いつきさんのパネルディスカッションでした。

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それぞれ興味深い話ではありましたが、高遠さんのイラクの現状の話は、圧倒的な迫力と実際に体験したことのリアリティーにあふれた話で本当にいい話を聞くことができました。

今、イラクのテロが激しくなっていると報道されていますが、実際はもう半年前からひどくなりはじめており、いたるところで政府軍が撤退するような状況にもなっているそうです。
 しかし、この背景には、シーア派でるマリキ首相が、対立しているスンニ派を弾圧するような強権的な政策を掲げ、実際、法的な手続きなど全く関係なく、逮捕、監禁、拷問などが繰り返されている現状があり、多くの方が拷問で殺害されているとのことです。
そして、拷問により殺害された遺族が、自警団などを組織し、反政府活動をしているとのことでした。まさに、負の連鎖、憎しみの連鎖がこれらの内戦状態を生んでいるようです。

米軍が、空爆をするかどうかなどと報道されていますが、もともとこの状況を生み出したのはアメリカの無法なイラク攻撃があったことは言うまでもなく、空爆や武器による暴力でこれらを抑えることはもはや何の効果もないという状況にまで及んでいるようです。

高遠さんの話の中で、印象的だったのは、イラク人医師とアメリカ人医師の対話の話でした。アメリカの方は、支援活動として多くの方が医療支援にイラクに入っているようです。そんな活動のコーディネーターをしているのが高遠さんで、イラク人医師は高遠さんを介してアメリカ人医師と会話をするそうです。
イラク人医師は、これまでの医療活動の中で、何度も米兵に病院内に押し入られた経験を持っており、あるときには手術中に米兵に押し入られたこともあったようです。そういう経験をした医師が、アメリカ人医師とのあいさつで、「nice to meet you」といった時から2時間の会話をずっとひきつった顔で話をしていたそうです。そして最後に、アメリカ人にniceと言ったことに自己嫌悪を覚えていたことを話したそうです。

自分の国で国民に銃を向け殺害している米兵。米兵ではないが、同じアメリカ人に嫌悪感を抱いてしまう状況。
私は、実際のその感情を知ることはできませんが、本当に悲しいと感じました。
戦闘行為がもたらすものは、助かった方の心を大きく壊すものでもある。そんな思いで胸が痛くなりました。

また、高遠さんは日本が海外でどう見られているのかについても話がありました。以前から中東の方は、日本に友好的であるという話を聞いていましたが、高遠さんは日本のイメージについて現地の人は、日本は広島、長崎のひどい経験をしたにもかかわらず、努力して復興した国であり、軍隊を持たない国。平和な国であることが非常によく浸透しているとのことでした。
そのほかにも、中東の国々には、これまで建設関係や工業関係などで技術的な支援を多くしてきたこともあり、日本に対する見方は、本当に友好的だということでした。

今、集団的自衛権の行使容認が大きく取り上げられていることは、非常にもったいないという話でした。それだけのイメージをもたれて友好関係にあるにもかかわらず、いったん武器を持ちイラクなどに入ったら、これまでの日本に対する友好関係は崩れてしまうとのこと。さらに、友好的な感情を持たれているからこそできる支援はたくさんあるとも述べられていました。

先ほどのイラク人医師とアメリカ人医師の会話の話も高遠さんがいるから成立したとのことで、決して二人では話が進まないとのこと。
また、イラクの病院の院長からは、アメリカ人医師が医療支援に入りたいという話をしたら、病院内はいいが、一歩外に出たら安全という保障はできない。なぜ、もっと日本人の医師が来ないのかと返されたとの話もありました。

憲法9条の平和主義を掲げ、軍隊を持っていない国だからこそできる国際貢献の道がある。その実体験を示してくれたように思います。

私たちは、このような話から何を学ぶのでしょうか?
報道されている内容が現実とかけ離れていることをどうとらえるのか。負の(憎しみの)連鎖をどう断ち切るのか。平和な国だからこそできる国際貢献をどう考えるか。
そして、集団的自衛権の行使がこれから日本にどのような影響を与えるのか。

私たちが作るこれらからの社会を私たちは単なる今の延長と捉えていていいのか。今まで続いてきた日常は、多くの方の過去の努力の賜物であり、それを次に手渡すためには、今私たちがその努力を引き継がなければならないのではないか。
そんな気持ちでいっぱいになりました。

 

 

 

 

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総務常任委員会が終わりました

私が所属している総務常任委員会は、昨日1日で審査が終わらずに、今日の予備日を使用して行われました。

議案審議、請願審査、一般報告などボリュームの多い内容でした。

請願は、「特定秘密保護法廃止の意見書提出についての請願」「憲法解釈変更による集団的自衛権行使反対の意見書提出についての請願」の2つが審査されました。

それぞれの請願について、提出者から約10分ぐらいの意見陳述が行われ、その後各会派の意見を聞くことになりました。
賛否は、賛成が、日本共産党とニューウィングの2人。反対は、新政会、公明党、自民党、研政、無所属クラブの7人。となり、賛成少数で否決されました。
また、反対討論が公明党と研政から、賛成討論はニューウィングからあり、自民党と日本共産党は本会議の場で討論する旨の意思表示がありました。

今回2つの請願はそれぞれ4000人以上の方が署名をしたことや国政の問題とはいえ多くの国民の関心事であり、さらにその内容が横須賀に非常に関係していることなどから、各会派が討論をして、自らの主張を示すということはとても大切なことでした。
多くの方の署名や運動が広がったことが、このような状況になったと思います。

今回の委員会では、2つの請願が否決されましたが、その運動の広がりは必ず議会を動かすことにつながると思います。また、引き続き請願されたみなさんと一緒に頑張りたいと思います。

また、一般報告の中では、自転車パンフレット作成に関する契約について、横須賀市施設再配置適正化計画の素案、馬堀民生寮跡地の動向などについて報告があり、それぞれについて論議を交わしました。

内容は、また後日報告します。
まだ、一般質問の内容を掲載していないので、それに続いて、委員会の論議内容も報告したいと思います。

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一般質問をしました

今日、市議会第2回定例会が開会されました。
今回一般質問は14人。
7人ずつで2日間。最近は、本会議が2日というのは当たり前の状況になってきました。
自分で発言しておいてなんですが、14人の質問に応える市長も大変だと感じます。

今日はもう寝不足なので、質問内容は後日にさせていただきます。

ちなみに、昨日、妻が夜勤だったため、朝、長女のお弁当を作り、子どもを送り出したと思ったら、次女が学校で嘔吐。昨日、運動会の疲れが出たのか、運動会の前の日にあった従妹の風邪がうつったのか、めずらしく体調を悪くしました。実は小学校1年の長男も体調があまり良くなかったのですが朝何とか行かせました。とりあえず学校で過ごしたみたいですが。

子育ては、いろいろありますね。
でも、それもあっという間に終わり。そのうち子どもたちが話してくれなくなるなんてこともあるのかもしれませんね。

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大雨でがけ崩れ

昨日からの大雨で、横須賀にも大雨警報と強風注意報が出されています。

今日の午前1時過ぎにハイランド1丁目でがけ崩れがありました。私も近所の方から連絡があり、朝早くに現場に行き、その状況を確認してきました。

現場は、以前も崩れたことがあったため、市が簡易的にプルーシートをかけていたところでした。がけの上にある家の塀が、一緒に落ちてしまったため、その家の付近の方には避難勧告が出されました。

私が行ったときには、災害復旧のために協定を結んでいる土木関連の業者が三社来て対応してくれていました。
被害状況はまだ、はっきりしていませんでしたが、通行人が巻き込まれていなければいいのですが。

がけ地の多い横須賀ですから、このような災害がいつ起きてもおかしくない状況です。ここ数日の大雨で被害が増えないといいのですが。

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第2回定例会一般質問の発言通告を提出しました

だいぶ更新の間があいてしまいました。
ポスターが張り出されたおかげで、いろいろな方から声をかけられます。
新たな挑戦をしようとすると今まで以上にいろいろなことをすることになります。

第2回定例会が始まり、いつも通り議会での質問を作ろうと思ってもなかなか時間が取れず、焦ってばかり。まだまだ修行が足りませんね。もっと自分の時間を有効に使うように気を付けたいと思います。

それでも、何とか質問を作り上げて、今日発言通告を提出しました。

今回は、原子力空母の災害対策について、長坂に建設予定の新ごみ処理施設の建設計画について、田浦地域での大規模な開発計画について質問します。

6月10日が本会議ですが、今回の一般質問者が14人と多いため11日の予備日も使用することになりました。9日の議会運営委員会で質問の順番が決まりますので、ぜひ、傍聴にいらしてください。

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